築 160 年の古民家から
秋保が誇る美しい風景や食材を
世界に向けて発信!
代表取締役 千葉 大貴さん
深く豊かな自然が残り、温泉やアウトドアも楽しめる秋保が大好きでした。2016年の秋保での G7会議開催をきっかけに地域活性化プロジェクトを考え、地域の方々と意見を深めながら2017年に観光まちづくり会社として設立。その後1年かけて拠点となる「アキウ舎」をオープンしました。この「アキウ舎」は秋保で長い間町長を務めていた方の家を改修したものです。業者には「立て直したほうがいい」と言われることもありましたが、それでもこの家にこだわったのは「昔ここでよく怒られてね」という地域の人の思い入れがあったから。地域の心の拠り所になっているこの家を残したいと、改修に踏み切りました。
「アキウ舎」ではカフェレストランやサイクルツーリズム、ファームツアーなどを行っています。カフェレストランでは、秋保の新鮮な野菜や地場産食材を使ったメニューの提供や、秋保をはじめとする地元作家の作品の販売を行っています。またサイクルツアーではマウンテンバイクにのって秋保大滝や神社、商店街など秋保の町をゆっくり巡りながら案内しています。外国のお客様も多いですね。地元の人たちが気軽に話しかけてくれることや美しい田園風景の中を自転車で走ることに感動するようで、このツアーを通して思い出作りや絆を深めることを目的としている方が多いように感じます。こうしたツアーも地域の方々の協力があってこそ。とてもありがたいです。
現在は新型コロナウィルス感染拡大への対策として、ツアーは中止にしていますが落ち着いたらまた再開したいですね。
今後はブライダルや冬のアクティビティも計画しながら、1年を通して秋保に来ていただけるようにしたいと考えています。秋保は仙台の大切な財産。「仙台には秋保がある」と言ってもらえるようになりたいですね。「アキウ舎」は人と人とをつなぐ機会を創出する場でもあると考えています。これからもどんどん人を巻き込んで、秋保の物語を発信していきます。

古民家とは思えない最新の厨房設備を備える。

外のテラスでは景色を楽しみながら食事ができます。

人気の「畑のアキウ舎ボウル」