約170年の実績。
「漁民の利益につながる、
よい漁具を」で漁業に貢献。
専務取締役 廣野 一誠さん
アサヤは嘉永3年(1850)の創業以来、漁業資材・機械の販売や修理・整備を通して、三陸の漁業に貢献してきました。現在も、「お客さまが利益を得てこそ当社がある」との考えのもと、「三陸の漁業家の真のパートナー」として、漁業家が抱える資源・収益・労働力の課題を解決するために全力を尽くしています。当社の仕事の本質は、漁民に寄り添って非効率な面倒事も引き受ける、収益向上のため機械化の導入や新しい漁法の開発をサポートする、後継者育成のため漁業の啓発に努めることです。三陸地方にとって漁業は不可欠な基幹産業です。漁業環境が厳しさを増すなか、どんな苦境に置かれようとも、私たちは決して最後まで諦めずに三陸の漁業を守る決意です。
このようなアサヤの仕事の主役は社員です。その主役が貴重な人生を費やす仕事ですから、楽しさと充実感がなくてはなりません。そのため当社では、「好き」で「得意」で「裁量」があって「評価」される仕事を作り、 皆で力を合わせて頑張り、頑張った分だけ報われる会社を目指しています。仕事が「好き」ならば創意工夫もし、自分も成長できます。「得意」なことが活かせれば、自ずと結果が出て、喜ばれ、さらに好きになります。言われた通りに仕事をするのではなく、自ら考えて行動できる「裁量」があれば新しい工夫も生まれます。こうした自らの仕事が正しく「評価」されることで充実感が生まれ、さらに新しい一歩を踏み出していくことができます。
アサヤは楽しさと充実感のある仕事を通じて、より多くのお客様に価値を届け、より多くの対価を受け取り、より生活を豊かにしていきます。社員が楽しく働き、お客様に喜ばれ、地域にも貢献する「三方よし」を大切に、二百年、三百年企業を目ざします。ぜひ、一緒に三陸の漁業に貢献していきましょう。

お客様から道具の修理を依頼されることも。先輩社員に手取り足取り教わりながら、細かい作業を一個ずつ覚えていきます。

以前は魚市場前に本社がありましたが、東日本大震災で被災し、 2013年10月に現在の本社が完成しました。