東日本大震災を乗り越え
関東にも商圏を広げる
グラビア印刷会社。
代表取締役社長 高野 真一さん
当社は昭和54年に、包装資材やパッケージの製造・販売を目的に始まった会社です。現在は関東以北を中心に、グラビア印刷やラベル印刷など、包装に関わるものをトータル的に扱っています。また、例えば飲食店を経営するお客様には、割りばしや食器、厨房用品など、関連する商品も幅広く販売しています。お客様のお仕事がさらに発展するように、情報をご提供したり、ビジネスマッチングをしたりしながら、繋がりを深めているところです。
当社は東日本大震災の際、被災しましたが、東北の復興をみすえて大型の印刷機を設置しました。高速で広幅、しかも高品質の印刷ができます。しかし、沿岸部の復興はまだ道半ばです。そのため、現在は関東圏での野菜のフィルムパッケージの受注に力を入れています。関東は、品種によっては全国一位の生産高を誇るものがたくさんあり、生産量が多いです。また、関東圏には消費者も多いので、必然的に包装の需要も多くなります。
私は東北や関東の食品売り場をはじめとした様々な場所で、当社の製造したパッケージを見かけるとき、とても嬉しく感じます。
事業をする上で大切にしているのは、意欲的になることです。仕事は、意欲を持ってやらないと、結果が出ません。私は日頃から、仕事はもちろん世の中のことに興味を持つようにしていますし、社員にもそう伝えています。得た情報を仕事に活かせれば、利益が生まれ、最終的に社員も幸せになるでしょう。
今後、工場を新設し、さらに大型の印刷機を導入する予定です。自動搬送システムをはじめとした制御システムや、AIを導入し、省力省人化へとシフトしていきます。より高い品質で大量に生産することで収益を拡大し、社員に還元していきたいと思っています。

本社工場。

品質を確認しながらの梱包作業。