新しい発想と、熱い思いで
東日本大震災の被災企業を応援。
仕事の自由度が高い次世代企業。
代表理事 山野目 真悟さん
東日本大震災を経験したのは石巻市内の銀行で業務中の時でした。その後、石巻市の事業に参加して、石巻の商品の販路開拓のために、全国を奔走していましたが3年半続いた事業が終了することが決定。「まだこの仕事は必要とされている」と感じた私は当時の仲間と一緒に、会社を設立しました。
「販路・ひと・未来の開拓サポーター」をスローガンとして掲げ、地元企業の「売上貢献」「人手不足の解消」「新規販路の創出」をサポートさせていただきながら、会社としての利益も上げています。当社の特徴は、トップダウン経営ではなく、自分たちで考えて仕事をつくるスタイルにあります。各自が納得のいく仕事をしていくなかで、新しい方々と出会い、そこからまた新しい仕事や商品が生まれていくのかなと感じています。メンバー間の結束は強く、それぞれの得意分野を生かして協力しあう体制も整っています。
2017年には宮城県登米市の酒造会社様と共同でノンアルコール飲料「澤乃泉サイダー」を開発しました。日本酒の酒粕パウダーを活用しており、第4回新東北みやげコンテストで、「アイディア特別賞」を受賞。最近では石巻企業の特色を生かした「石巻押し寿司」を企画。消費者の目線から面白い商品を開発し、成功事例を増やして、多くの方に喜んでいただけるよう努めていきたいと思っております。
宮城県の復興は、ハード面は進んでいるように見えます。瓦礫の山があったところは 更地になり、復興住宅も建設されました。しかし、被災地の製造業をはじめとした企業 は、人手不足などの影響もあり、これから大変な時期を迎えます。微力ではありますが、経営のお手伝いをさせていただき、将来的には、地域の方々に頼られる存在になりたいと考えております。

第4回新東北お土産コンテスト参加時の様子。

地元企業様を対象に独自で販売セミナーを開催。

デザインはのれんからPOPまで多岐にわたる。