新しい温泉スタイルを提唱する、
日本屈指の温泉郷に 120 年続く名湯。
代表取締役 大沼 伸治さん
旅館大沼がある東鳴子温泉は、1200年の歴史を有する日本屈指の古湯・鳴子温泉郷の一つで、伊達藩の御殿湯が置かれるなど、古くから湯治や長期療養滞在などに利用されてきました。その中で旅館大沼は120年前に湯治宿として開湯し、鳴子随一といわれる重曹泉をベースに人々の癒しと健康づくりを支え続けてきました。現在私どもは、現代にふさわしい新しい湯治スタイルの提供に取り組んでいます。もともと湯治は、病気治療ではなく辛い日々から解放され、やすらぎの日々を送ることが目的でした。何かと忙しい現代社会において、人々はストレスを抱えながら生活しています。そんな苦痛から解放されたいという思いを温泉の力で叶える、それが「現代湯治」の考え方です。当旅館では、本館と炊事場を備えた「湯治館」、山荘「母里之館」、茶室「緑清庵」、そして8つの個性的な風呂など、充実した施設のもと現代人の心に寄り添った様々なプランを用意しています。観光型の1泊2食のパッケージだけではなく、朝食のみや自炊タイプ、長期逗留など、選択幅や自由度を広げながら、癒しを求める様々な人々の思いに応えています。
この解放されたいとの思いを叶えるお手伝いをする。それが私たちの仕事です。当旅館には、著名人をはじめ多様な方々が来館されます。いろいろな人とふれあい、それぞれの想いに寄り添い、心身ともにリフレッシュしていただく。それが大きな役割になります。業務の面では、フロントや客室対応などの旅館業務をマスターしながら、地域や施設などのオリジナリティを活かし、現代湯治としての価値を掘り起こす企画・運営などにも取り組んでいただきます。鳴子温泉郷は、豊かな自然のもと、レジャーやスポーツ、農業、ワーケーションなど、あらゆる活動が楽しめる可能性に満ちています。その中で当旅館を、憩いの湯殿・寝床として位置づけながら、多彩な人々が集い、くつろぐコミュニティの拠点にしていきたいと考えています。そんな場づくりに挑戦してみませんか。

「快浴洗心」のモットーを掲げてお迎えしています。

オリジナル商品など地元の逸品を揃えた売店。

120年の歴史を持つ老舗の湯治宿。日本秘湯を守る会会員宿。