ほんとうに「おいしい」と思うものを
おすそ分けする、そんな想いで
大切な人たちを食で豊かにしたい。
斉藤 吉太郎さん
気仙沼を拠点に、自社ブランドの水産加工品の製造販売と、飲食店経営をしています。看板商品は、さんまを長年注ぎ足しの甘辛いたれで炊いた「金のさんま」です。1921年創業で、かつては大きな工場で大手飲食チェーンなどに商品を納めていました。けれど、本当に提供したい商品を直接お客様に届けたいという想いがあり、東日本大震災を機に、自社ブランド商品の製造販売に方向転換をしました。ですから、実質的には創業7年目みたいなものですね。弊社では「正直なもの」を作っています。一番良いと思う材料を使い、手間がかかっても一番良いと思う方法で加工します。それで、全国のお客様に喜んでいただけたり、首都圏の有名百貨店で扱っていただけたりするのだと思います。また、良いものを作って販売することでお取組先様とも良い関係が築いていけると考えています。
お客様、そして何より社員の皆さんに対して、「自分の家族だったらどうするか」と考えて接するようにしています。私も他社で会社員として働いた経験があるので、社員が気持ちよく働けているか、会社としてやりがいのある目標を提示できているかがとても気になります。
特に若い社員は出張に連れ出したり、我々が良いと感じるレストランで食事したりして様々な刺激を感じてもらい成長に繋げてほしいと考えています。
私だけでなく社内全体に家族のように互いに助け合う環境ができつつあると感じます。
工場のリーダー格の社員は、小さい子どもを育てながら働く苦労を経験しているので、子育て中の若い世代に理解があります。社員同士が家族のように支え合い、家族で囲む食卓のおいしい料理をおすそ分けするような気持でお客様に商品を提供する、そんな会社です。

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