レアメタルを最新技術でリサイクルし、
持続可能な社会を担保する
「都市鉱山」企業。
代表取締役 佐藤 克己さん
当社は、東北地区の日常的な社会生活や、産業インフラ設備の新設及びリニューアルの際に発生する金属系産業廃棄物の指定リサイクル拠点です。言い換えれば、レアメタルやレアアースを扱う東北地区の「都市鉱山」的役割を担っています。昨今は、多種・多様な金属を少しだけ使う企業が増えています。社会の大静脈として経済循環を促進するためにも、時代に求められるサービスを提供していきたいですね。また、東北大学を中心とした産学連携により最新の情報や技術を確保していたり、多くの国内主要メーカーとアライアンスパートナー契約を結んでいたりと、独自の強みもあります。
現代は、IoT・IcTやAI等の第四次産業革命や頻発する自然災害等により、資本主義のルールや社会の規準が急激に変化することへの「根拠無き不安」が漂っています。このような世相を踏まえ、2015年9月、国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs,SustainableDevelopment Goals)」が採択されました。SDGsには17項目の共通目標があり、私たちの取り組みは、その中の多くの項目と、多様な関わりを持っています。消費者の「使う責任」を全うするために必要な受け皿として、社会生活を担保するような会社になっていきたいですね。
当社のその姿勢が評価され、2015年に「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれて、業界内外で驚かれました。また、2017年には地域未来牽引企業として、経済産業省の認定をいただきました。
静脈産業の立ち位置で社会全体を見渡すと、私たちにだけ見える「何か」があります。その何かにむけた戦略の運用が、実社会に少しでも影響を与え、より良い社会に繋がっていくと確信しています。その何かを一緒に見据え、仲間となって仕事をしていきましょう。

フォークリフトを運転する女性スタッフ。

レアメタルは素材の特性に合わせて保管されている。

破砕・粉砕から選別まで行うナゲットプラント。