専門性を深めたグループ会社が連携し、
困りごとを解決する「食文化提案企業」。
代表取締役副社長 石森 克文さん
卸売業は、生産者と生活者(小売店や飲食店)間に位置していますが、仙台水産では単に「卸す」のではなく、両者の困っていることを解決することを本業としています。どのようにして販売したら最も成果があがるだろうか、人手が足りなくても簡単に作れる商品はないか、おいしいごちそうを値ごろで食べたいなど…。そんな困り事を解決するために、グループを形成する食品、運輸、冷凍保管、商事、情報システム会社などが専門性を深めながら相互に連携し、東北最大の「食文化提案企業」として、多くのお客様に最高で最適な提案をお届けしています。
その原動力となるのが人です。当社では「企業の究極の社会貢献は人づくり」の理念のもと、生産者と生活者に信頼され、喜んでもらうために努力することで地域に貢献できる人材の育成に力を入れています。社員から幹部まで全社を挙げての勉強会や研修会、国内外の視察を徹底的に行うことで意識改革を図り、人間力、対応力を養成。また、ビジネススキルや職位・職務に応じた業務知識を高める体制も整え、お客様の期待に応えています。その一環として CSR 本部を設け、グループが一丸となって事業を通じた社会的課題解決への貢献できる人材の育成を実践しています。また、従業員がそれぞれ適切な場所で自分のスキルを発揮し、高いモチベーションで業務を行えるよう、お客様など第三者からの評価を参考にしながら、適材適所な人員配置を推進する一方で、仕事と生活に配慮した労働時間の設定など、それぞれが働きやすい環境整備をも積極的に進めています。
現在当社では、魚の特徴である健康性や地域経済への重要性を理解していただくための「魚食普及」を重点課題に挙げ、魚の消費拡大と「食の提案」をしています。「おいしい」「食卓に感動」「簡便」「即食」とともに地域循環型経済を促す「地産地消」を大切にした商品の開発を推進し、さらなる地域貢献に努めています。

商品開発の為のミーティング。

仙台市中央卸売市場中央棟。

(株)仙水フーズの「希望の干し干物ギフトセット」