総合屋根工事業の老舗として
時代の先を見た社業と働き方を推進。
代表取締役 髙橋 一美さん
昭和25年の創業以来、セメント瓦の製造を中心に瓦工事業を行い、地域のトップクラス的な企業として成長してきました。年を経て、多くの同業者が撤退に追いこまれる中、当社が継続できたのは、常に時代の先を見ていたからといえます。優秀な自前の職人を抱えながら、融雪歩道板や融雪瓦製品など新商品開発を積極的に展開。フラットの瓦が求められる時代になると、陶器でフラットに焼くのは難しいことから、セメント瓦で寸法精度に優れた「シーファー 33」を開発。昔からの天然スレートの風合いを出した画期的な商品として市場を広げてきました。
東日本大震災を機に瓦の製造を止め、屋根工事に特化する業務に取り組んでいます。これまでのセメント瓦や陶器瓦にこだわらず、ガルバリウム鋼板などそれぞれの建物に適した屋根材を提案・施工。さらに、ソーラーパネルの施工や直接個人の住宅の屋根工事など業務領域を広げています。一方で、災害に強い軽量で耐久性に優れた新型屋根材を石巻専修大と協力して開発するなど、伝統的な研究心は大切に継承されています。
当社では、この春の代表交代を機に社業拡大を念頭に業務環境の改善を図っています。従来のトップダウン的な流れを改め、中堅の社員を中心に、それぞれが自覚と責任を持って楽しく仕事ができる職場づくりです。部門ごとにミーティングの時間を持ち、課題があれば上司に気軽に相談できる雰囲気、現場だけでなく他の部署と横断的に話し合いが行われる風通しの良い環境づくりです。そして、やらされるのではなく、やらなければとの気概を持って仕事に取り組んでほしいと願っています。当社では、社員の勤労意欲の向上と経営感覚の醸成を目ざして分社制度を設けています。今まで50%の出資を受けて5社が独立(現在は2社)。当社から受注を受けながら営業活動を展開しています。あなたの気概に応えるチャンスはいつでもあります。

新型軽量屋根材「シーファーS6」。

本社外観。