「クリエイティブ」な感覚を大切に、
水産加工業の働き方を変える。
取締役 山内 淳平さん
当社は南三陸町で生まれ、今年で創業69年を迎えました。現在、「鮮魚店」と「水産加工 製造・卸し・販売」と「通販」の3本柱で事業を展開しています。商品は南三陸産を中心に一級品にこだわり、添加物等を一切使わず、獲りたてのおいしさをそのまま提供しています。中でも、他社に先がけて開発した「食べきりサイズの焼き魚パック」は、全国的なヒット商品となっています。当社の商品は、東北地区でトップクラスの販売実績をもち、近年では、広く海外にも輸出しています。
仕事内容は、商品の開発から、広告の企画・制作、通販サイトの運営までを全て自社で行なっています。社内の業務管理も自社開発のアプリで効率的にシステム化した結果、効率が上がり、残業がほぼゼロになりました。
営業はノルマや飛び込み営業などはありません。お客様と直接つながるコミュニュケーションを大切に、もっと「喜んでいただくには」、「必要とされるには、どうするか」をみんなで話し合う。やりがいをもって実践していく体制を確立しています。
水産加工業は「働く環境が厳しい」と言われますが、当社は福利厚生に力を入れており週休二日を実施。事務系で年間93日、工場は103日の休みがあります。また、半日単位でとれる有給制度を設け、お子さまなどの都合で休めるようにしました。これからの企業は社員を大切にしていかないと生き残れないという思いがあります。特に人口減が進む地方では、きちんとした組織づくりをしていかないといけない。そういう観点から、従来の水産加工業界の常識をくつがえす、新しい環境づくりに積極的に取り組んでいます。

通販・営業オフィス。

工場内。焼き魚のパッキング室。