宮城蔵王の自然環境のもと
国産ナチュラルチーズの普及や
酪農の生産基盤強化に貢献する。
工場長 宮沢 秀夫さん
蔵王酪農センターの前身は昭和35年に神奈川県厚木市に、酪農の電化・機械化の研究を目的に設立された財団法人酪農電化センターです。その後、本格的な実験農場を目指し、宮城県蔵王町に移転。以来、夏の冷涼な気候や清らかな水など、恵まれた自然環境のもと、国産ナチュラルチーズの製造をはじめとするさまざまな事業に取り組んで参りました。とくに、当財団が昭和56年から行っている「ナチュラルチーズ製造技術研修会」は、現在国内に200か所以上あるチーズ工房の多くが参加している、基礎から学べる貴重な勉強の場で、「チーズのことなら蔵王に行け」と、高い評価を得ています。
東京ドーム20個分、約100haの広大な敷地には、チーズ工場のほか先進的な設備を備えた牛舎、チーズの直売所やレストラン、観光牧場である蔵王ハートランドなどがあります。その他に、牛の飼料を製造するTMRセンターや研修施設など多彩な部門があり、必要とされる人材は多岐にわたります。製造職や営業職、製品開発や事務職から酪農に従事したいという人まで、適材適所で自分に合った仕事で力を発揮できる職場だと思います。
宮城蔵王は、新幹線や高速道路へ30分以内でアクセスできる、交通の便のよい高原リゾートです。山奥の片田舎というイメージとは違うかもしれません。のびのびした大自然の中で、酪農や乳製品製造販売、飲食などの仕事に携わりながら、余暇にはアウトドアやスキーも存分に楽しめる、そうしたワーク&ライフバランスのとれた暮らしもおすすめしたいです。
蔵王酪農センターは、国産ナチュラルチーズの普及を通じて、日本の酪農をより豊かに発展させる、ここでしかできない役割を果たしたいと考えています。もちろん、自社製品の開発も重要です。現在は、日常的に日本の食卓に受け入れられるオーソドックスなチーズを中心に、仙台いちごや仙台小ねぎなど、地場の優れた食材を使った商品にも力を入れています。蔵王酪農センターは、恵まれた自然の中で、これからの日本の食と酪農の未来に貢献し続けます。

チーズ作りや酪農の仕事だけでなく、
『蔵王』での暮らしを一緒に楽しみませんか?

ナチュラルチーズを作る上で大切なクッキングの作業中

チーズ工場隣接のチーズ直売店『チーズキャビン』
自家製アイスやヨーグルトも人気です